ケーススタディ
「フォームが動かない」「決済できない」サーバー移行で外部サービス・API連携が切れる原因と対処法
CASE
サーバー移行後に起こりやすい外部サービス連携エラーと原因の整理
サーバー移行後、「問い合わせフォームが送信できない」「外部サービスと連携していた機能が動かない」といったトラブルが発生することがある。
これらはAPI連携や外部サービス設定が新サーバー環境に対応していないことが原因であるケースが多く見られる。
サーバー移行後、サイト自体は問題なく表示されているのに、「問い合わせフォームが送信できない」「予約システムが動かない」「決済画面でエラーが出る」といった不具合が発生することがあります。
これらの原因の一つとして、外部サービスやAPI連携部分が新しいサーバー環境に対応していないことがあげられます。
API連携は裏側で動いているため、移行作業のチェックから漏れやすく、トラブルが長期化しやすいポイントでもあるのです。
Contents
外部サービス・API連携とは?
外部サービス・API連携とは、Webサイトと外部のシステムをつなげて機能を実現する仕組みです。
具体的な例としては次のようなものがあります。
| ● 問い合わせフォームとCRMの連携 | ● 予約システムとの連携 |
| ● 決済サービス(クレジットカード・サブスク) | ● Google reCAPTCHA |
| ● チャットボット | ● メール配信サービス |
これらは、サーバー環境が変わると影響を受けやすいという特徴があります。
サーバー移行後に起こりやすい外部連携トラブル
外部サービスを利用している中、サーバーが変わることで生じる不具合にはどのようなものがあるのかを見ていきます。
| ✔ API通信がエラーになる | IPアドレス変更やSSL設定変更により、API通信が拒否されるケース。 |
| ✔ フォーム送信後にエラーが出る | 見た目は送信できているようでも、裏側のAPI連携が失敗し、データが送られていないことがある。 |
| ✔ 認証エラー(401 / 403)が発生する | APIキーやトークンが無効扱いになり、連携が切れるケース。 |
| ✔ reCAPTCHAが機能しなくなる | ドメインやSSL条件が変わることで、reCAPTCHAの認証が通らなくなることがある。 |
| ✔ 本番環境だけ動かない | テスト環境では問題なく、本番でのみエラーが出るケースも多く見られる。 |
サーバー移行でAPI連携が切れる原因
サーバー移行を行う際になぜ不具合が生じるのか、原因となりうるものを挙げてみましょう。
IPアドレスの変更
外部サービス側で「特定IPのみ許可」という制限をかけている場合、新サーバーのIPが許可されていないと通信できません。
SSL・証明書設定の変更
HTTPS通信が必須のAPIでは、SSL証明書エラーがあると連携が停止します。
環境変数・設定ファイルの未引き継ぎ
APIキーやシークレットキーが.env やサーバー設定に保存されている場合、移行時に漏れやすいポイントです。
PHP・ライブラリのバージョン差
外部APIのSDKが、新サーバーのPHPバージョンに対応していないケースもあります。
移行時に行うべき確認・対応手順
サーバー移行時に注意すべきポイントを踏まえて、対応手順をご紹介します。
1. 利用中の外部サービスを洗い出す
まずは、どのサービスと連携しているかを一覧化します。
(フォーム、決済、予約、CRM、認証系など)
2. 外部サービス側の設定を確認
許可IP、登録ドメイン、コールバックURL、Webhook設定が新環境に合っているかをチェックします。
3. APIキー・認証情報を再設定
必要に応じて、APIキーの再発行や設定の再登録を行います。
4. 本番想定でのテストを行う
実際の本番URL・HTTPS環境で、フォーム送信、決済テスト、データ連携などを必ず確認します。
5. エラーログ・レスポンスを確認
API連携はエラーメッセージにヒントがあるため、ログ確認は必須です。
トラブルを防ぐための運用ポイント
運用時には次のようなポイントに気をつけていくと良いでしょう。
移行前に「外部連携一覧」を作る
属人化しやすいAPI連携を可視化することで、移行時の漏れを防げます。
APIキーはコード直書きしない
環境変数で管理することで、移行・再設定がしやすくなります。
移行直後は重点的に監視
フォームや決済は、止まると直接売上・問い合わせに影響するため、優先的にチェックします。
まとめ:外部連携は「見えない依存関係」に注意
外部サービスやAPI連携は、Webサイトの裏側で多くの機能を支えています。
サーバー移行時には、
- 連携サービスの洗い出し
- 認証・IP・SSLの確認
- 本番テスト
を行うことで、致命的なトラブルを防ぐことができます。
使用するサーバーや契約プランなどにより、手順や必要な作業は異なります。本記事では一般的な内容をご紹介しておりますのでご了承くださいませ。
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