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売上が止まる前に確認!ECサイトのサーバー移行で失敗しやすいポイントと安全な進め方

CASE

ECサイトのサーバー移行で起こりやすい決済・在庫・会員データの注意点

ECサイトのサーバー移行は、通常のWebサイト移行よりも影響範囲が広く、トラブルが売上に直結する。
決済、在庫、会員情報など「止められない要素」が多いため、慎重な設計と確認が欠かせない。

ECサイトはコンテンツを提供するよくあるWebサイトとは異なり、表示されていればOKというものではありません。
「注文が正常に入るか」「決済が完了するか」「在庫が正しく反映されるか」といった各機能が1つでも崩れると、売上停止・クレーム・信頼低下など、事業の結果に直結します。
そのため、ECサイトのサーバー移行では通常のサイト以上に事前確認と切り替え手順が重要となり、慎重になる必要があります。

ECサイトで特に注意が必要な理由

ECサイトを運営するにあたり、実際にはどのような点に注意が必要となるのでしょうか。
その主な理由を見ていきます。

決済処理が絡む

クレジットカード、オンライン決済、後払いなど、外部決済サービスとの連携が必須です。
利用するサービスとWebサイトとの相性をも大事ですし、APIの仕様変更などにも適宜対応が必要となります。
メンテナンスの時間等もあるため、常に最新の情報を取得し、運営に反映させることがポイントです。

在庫データが常に変動する

軌道に乗った状態では在庫数の入力さえ誤らなければ大きな問題はありません。
しかし、決済エラーや返品・変更、住所間違いにより荷物が戻ってくるなど、システムだけで完結せず、手動で情報の入力や変更が必要なケースで、対応漏れや誤った登録でデータのズレが発生しやすくなります。

会員情報・注文履歴が存在する

個人情報を含むデータが多く、情報漏洩には最新の注意を払う必要があります。
セキュリティ面の問題だけでなく、過去の注文履歴や配送情報の連携、決済結果の情報など、他サービスと絡む情報や蓄積されるデータを保持し続けることになり、通常のサイトよりも複雑な情報を扱うこととなります。

サーバー移行時に起こりやすいECトラブル

それではECサイトのサーバー移行を行う際に、どのようなトラブルが起こりやすいのかを見ていきましょう。

決済がエラーになる IPアドレス変更やSSL設定の影響で、決済サービスとの通信が遮断されることがある。
注文は入るが管理画面に反映されない データベース接続や文字コードの問題で、注文データが正しく保存されないことがある。
在庫数がズレる 旧サーバーと新サーバーの同時稼働期間に、在庫更新が二重で発生するケース。
会員ログインができない セッション設定やCookie、SSL設定の違いが原因。

移行前に必ず行うべき準備

ECサイトを移行することとなる場合、必ず行うべきことをまとめました。

利用中の決済サービスをすべて洗い出す

  • クレジットカード
  • Pay系決済
  • 後払い
  • 定期購入

それぞれの設定や接続条件を確認します。

移行中の注文対応方針を決める

移行中は運営を完全停止するのか、その場合はメンテナンス表示をするのか、Web以外の受注も一時停止するのか等、Webサイト以外の運用も合わせて事前に方針を固めておくことが大切です。

データ同期の方法を検討する

移行作業の開始時間を決めるとともに、在庫・注文データをいつ・どこまで同期するかを明確にします。

バックアップを複数取得する

万一の切り戻しに備え、ファイル、データベース、注文・会員データのバックアップは確実に取得しておきます。

安全なECサイト移行の進め方

ECサイトを移行する場合、必要な手順を順を追って整理します。

1. 新サーバーで事前に動作確認

決済テスト・注文テストをテストモードで必ず実施します。

2. メンテナンス時間を明確にする

移行の事前通知、移管中のアナウンスはユーザーに分かりやすく告知します。

3. 切り替え後の重点チェック

注文完了までの一連の流れ、管理画面への反映、在庫減算、自動メール送信まで漏れがないかを必ず確認します。

4. 決済会社への事前連絡

IP変更や環境変更がある場合、事前に連絡が必要なケースもありますので必ず確認しておきます。

トラブルを防ぐための運用ポイント

移行時のトラブルを事前に防ぐためのポイントをまとめました。

● 深夜・アクセスの少ない時間に実施 売上影響を最小限に抑えられます。
● テスト注文は必ず複数回行う 1回だけでなく、複数パターンで確認することが重要です。
● 移行直後は注文状況を常時監視 移行後しばらくは、リアルタイムで注文状況をチェックします。

まとめ:ECサイト移行は売上を止めない設計が最重要

ECサイトのサーバー移行では、決済、在庫、会員データという「止められない要素」を前提に計画を立てる必要があります。
事前準備と慎重な切り替えを行うことで、売上への影響を最小限に抑えた移行が可能です。

 


使用するサーバーや契約プランなどにより、手順や必要な作業は異なります。本記事では一般的な内容をご紹介しておりますのでご了承くださいませ。
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