ケーススタディ
画像が表示されない?サーバー移行後に多い画像表示エラーの原因と正しい対処法
CASE
サーバー移行後に起こりやすい画像表示トラブル
サーバー移行後、「画像が表示されない」「一部の画像だけ壊れている」といったトラブルは非常によく発生する。
これらはファイルパス、パーミッション、URL構造、キャッシュなど複数の要因が絡み合って起こることが多く、原因を切り分けて対処する必要がある。
サーバー移行後にサイトを確認したら、「画像がすべて表示されない」「一部の画像だけ(×)になっている」「サムネイルだけ消えている」といった状況になっていることがあります。
テキストは表示されているのに画像だけが壊れていると、「データが消えたのでは?」と不安になりがちですが、その多くはデータは残っているけれど参照の仕方がズレているというケースです。
Contents
よくある画像トラブルのパターン
画像が表示されないトラブルにはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。
管理画面では表示されるが、サイトでは表示されない
URLパスやSSLの問題が原因のことが多いです。
サムネイルだけが表示されない
画像サイズの自動生成が失敗している可能性があります。
一部の画像だけ404になる
フォルダ単位の転送漏れ、またはCDNキャッシュの影響が疑われます。
画像が表示されなくなる主な原因
画像が表示されないトラブルとなる原因には、どのようなものがあるのでしょうか。
主なものをいくつか挙げてみました。
| ● ファイルパスのズレ | 旧サーバーと新サーバーでディレクトリ構成が違うと、HTMLやデータベースに登録されている画像パスが無効になります。 |
| ● 絶対パス(URL)の残り | 例えばWordPressなどでは、 https://old-domain.com/wp-content/uploads/… のようなURLがデータベースに保存されていることがあり、ドメインやサーバー変更後にリンク切れになります。 |
| ● ファイルの転送漏れ | FTPやrsyncで移行する際、uploads フォルダの一部が転送されていないケースです。 |
| ● パーミッション(権限)不足 | 画像ファイルはあるのに、Webサーバーが読み取れず表示できない状態です。 |
| ● CDN・キャッシュの影響 | CDNが旧サーバーの画像を参照し続けている場合、「一部だけ古い画像」「一部だけ404」になります。 |
画像表示の正しい確認方法と修正手順
画像が正しく表示されていない時、原因を探す手順と修正方法をまとめました。
1.画像ファイルがサーバーに存在するかを確認する
FTPやファイルマネージャーでwp-content/uploads 等をチェックします。
2. 画像URLをブラウザで直接開く
URLを直接入力することで、
- 表示される → パス/キャッシュの問題
- 表示されない → ファイル欠損/権限の問題
と切り分けできます。
3. データベースのURL置換
旧ドメインが残っている場合、Search Replaceで新ドメインに置換します。
4. パーミッションの確認
一般的な目安は次の通りです。
ファイル:644
フォルダ:755
5. サムネイルの再生成
WordPressでは、Regenerate Thumbnails などのプラグインで再生成します。
6. CDN・キャッシュを完全クリア
Cloudflare等を使っている場合、CDN側のキャッシュクリアも必須です。
トラブルを防ぐための運用ポイン
ではこのような画像トラブルを防ぐためには、どのような点に気をつけたら良いのでしょうか。
画像フォルダは最優先で移行
容量が大きいため、転送エラーが起きやすいポイントです。
移行後すぐに画像表示チェック
トップページだけでなく、記事ページ・一覧・スマホ表示も確認します。
CDN利用時はオリジンサーバー設定を必ず更新
古いIPを向いていると、画像だけ旧サーバーを参照し続けます。
まとめ:画像トラブルの多くは「消失」ではなく「参照ズレ」
サーバー移行後の画像トラブルは、実際にファイルが消えているケースは少なく、多くがパス・URL・キャッシュの問題です。
順序立てて確認すれば、ほとんどのケースは復旧可能ですので、落ち着いて順番に対応していくことが大切です。
使用するサーバーや契約プランなどにより、手順や必要な作業は異なります。本記事では一般的な内容をご紹介しておりますのでご了承くださいませ。
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