ケーススタディ
実は1つじゃなかった?複数サイトが同一サーバーにある場合の移行で注意すべきポイント
CASE
複数サイトを同一サーバーで運用している場合の移行リスクと整理のポイント
1つのサーバー内で複数のWebサイトを運用しているケースは珍しくない。
しかしサーバー移行の際にこの構成を正しく把握していないと、特定サイトの表示停止や設定不備といったトラブルが発生する可能性がある。
サーバー移行を検討する中で、「いつも見ているサイト以外はない」と思っていたところ、調査してみると、
- 旧キャンペーンサイト
- 採用サイト
- 過去のLP
- 開発用サイト
など、複数のサイトが同じサーバー内に存在していることがあります。
この状態で移行を進めると、意図せず一部サイトが停止してしまうといったトラブルにつながることがあります。
複数サイトが同一サーバーに存在する理由
Webサイトごとにサーバーを契約するのではなく、同一サーバー内で複数管理したり運用することになるのは、どういった理由があるのでしょうか。
コスト削減のため
複数サイトをまとめて運用することで、サーバー費用を抑えている。
制作会社が同じ環境で管理していた
管理しやすさを優先して、1サーバーにまとめて構築している場合がある。
過去のサイトが削除されていない
終了したキャンペーンサイトなどが、そのまま残っているケース。
サブドメインで運用している
複数のサブドメインが同一サーバーを参照していることもある。
複数のサイトを運用しているサーバーの移行時に起こりやすいトラブル
1つのサーバーで複数のサイトが運用されているケースの時に、サーバー移行を行う場合、よくあるトラブルを見ていきましょう。
| ● 一部サイトだけ表示されない | 設定移行の対象外になり、サイトが停止することがあります。 |
| ● DNS設定が不足する | 複数ドメイン・サブドメインのDNS設定が漏れるケースです。 |
| ● SSL証明書が対応していない | 証明書に含まれていないドメインでHTTPSエラーが発生します。 |
| ● データの所在が分からない | 複数サイトのファイルが混在し、どのデータがどのサイトか判断しづらくなります。 |
移行前に必ず行うべき確認
このような状況でサーバー移行を行う時に、事前に行うべきことを確認しておきましょう。
サーバー内のサイト一覧を把握する
次の内容を整理します。
- ドメイン
- サブドメイン
- ディレクトリ構造
- CMSの有無
実際に稼働しているサイトを確認
各サイトにアクセスがあるかどうかを確認し、次のいずれかに分類します。
- 現役サイト
- 廃止予定
- 不明
移行対象を決定
すべて移行するのか、不要サイトは整理するのかを決めます。
DNS・SSL設定の整理
複数サイトの場合、証明書とDNSの対応関係を整理しておきます。
複数サイトが混在している場合、そのまま移行するのではなく、
- サーバー分離
- サイト整理
- 不要データ削除
を検討する良いタイミングでもあります。
まとめ
複数サイトが1つのサーバーにある場合、移行するために重要なポイントは次の3つです。
- 全サイトの把握
- DNS整理
- SSL確認
「たぶんこうだと思う」といった思い込みを防ぎ、サーバー全体を把握してから移行を進めることがトラブル防止につながります。
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使用するサーバーや契約プランなどにより、手順や必要な作業は異なります。本記事では一般的な内容をご紹介しておりますのでご了承くださいませ。
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